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別居についての間違った2つの考えとは?

別居について、間違っている代表的な考えが2つあります。今回はその2つの考えについて詳しくお話します。

別居についての1つ目の間違い

まず、別居について、勘違いをしている典型的な例の1つは、「別居をすれば、自然にいつか夫婦関係がよくなるだろう」という考えです。特に、自分の親や兄弟、友人に「今、夫と喧嘩していて離婚を要求されている」などと相談したときには、決まって、誰かが「じゃあ、別居して頭を冷やしたら?」などというアドバイスをします。

しかし、冷静に考えれば分かりますが、別居することと夫婦関係が良くなることは直接何の関係もありません。むしろ、悪くなってしまうこともあるのです。例えば、Aさん夫婦は、喧嘩が絶えなかったので、Aさんが友人のアドバイスを真に受けて「じゃあ、別居してみましょう」ということをご主人Bさんに伝えました。

そうすれば、きっと気持ちも落ち着いて関係も良くなるだろうと思ったのです。しかし、結果は全くの逆。別居を提案したAさんの方は、「夫が何をしているのだろう?」「今頃、もしかしたら浮気しているのかもしれない」などと、様々な妄想をするようになり、不安で日々悩まされるようになってしまったのです。

一方、ご主人Bさんも一人で過ごしている時間は「Aさんのここが許せない」とだんだん、離婚について真剣に考える用になってしまったのです。

これは、典型的に別居して関係を悪くしてしまっている事例です。

別居についての2つ目の間違い

別居について間違っている考えの2つ目は、「別居すれば、もう離婚になるのだ。もうダメだ」という考えです。先ほどの1つ目の考えと同様に、どちらも極端な考えをしていますが、両方とも正しくありません。別居したからそれで離婚の決定的な要因になる、ということは、まず稀です。

夫婦やりなおし相談室のデータベースでは

夫婦やりなおし相談室のデータベースでは、別居した人を対象に、夫婦関係がどのように別居によって変化したか?を超下ものがあります。そのデータによると、「別居して、夫婦関係がよくなった」「別居しても、夫婦関係は変わらない」「別居することで、夫婦関係が悪くなった」という3つの選択では、ほぼ全て33%前後で、同率になりました。

つまり、別居することと同居する事とは、あまり夫婦関係を浴するにも、悪くするにも、大きな決定的な要因にならない、ということです。

では、別居や同居よりも重要なのは何か?

では、具体的に、同居することや別居することなど、物理的な距離以上に大事な事とは何でしょうか?

それは、ご主人との接点です。接点とは、接する機会のこと。例えば、ご主人と挨拶する、なども1つの接点です。この1つひとつの接点を夫婦関係の絆を深めるチャンスとして変えていけるか?それとも、接点が幾らあってもそれを対立を深めるだけの機会にしかできていないか?です。

このご主人との接点をどう変えていくことが出来るのか?ということが、重要なのであり、物理的な距離が重要なのではありません。

もちろん、物理的距離があるよりは、同居していて、距離が少ないほうが接点が多く取れるなど有利な点もありますが、でも別居していれば、別居していたで「自分の気持ちを整理する時間がとれる」などの有利な点もあります。

別居も同居も一長一短です。そして、夫婦関係を修復するということについては、その物理的距離に焦点を当てていても仕方がなく、接点をどう変えていくのか?に焦点を合わせなければいけない、ということです。