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夫婦の会話の中に問題がある?

浮気や借金、ギャンブル依存などからの夫婦問題。多くの場合、このような夫婦問題を抱えている場合が多いものです。しかし、実はこのような目立つ明らかな夫婦問題ばかりではありません。例えば、夫婦の会話の中にも、重大な問題が隠れていることがあります。

ある優秀なエリートサラリーマンの話

ご主人は、優秀なエリートサラリーマン。浮気やギャンブル、借金問題なども一切抱えておらず、目立った問題はありません。

ある日、奥さんはご主人のために良かれと思って洋服を買っておきました。「きっとこの服を気に入ってくれるだろう」奥さんは、ご主人の喜ぶ顔を思って、その洋服をプレゼントしたのです。

夫の意外な対応とは?

しかし、夫の反応は奥さんが全く、想定していないものでした。洋服を見たご主人は「なぜ、そんな無駄遣いをするのだ!」と激怒し、奥さんを厳しく叱責したのです。

奥さんは戸惑いましたが、それと同時にとても悲しい気持ちになりました。「そんな...」と思いながらも、「そういう考えもあるか...」と少し理不尽ながらも納得しました。

しかし、次の日曜日のことです。

ご主人は友人と遊びに行くことになったのですが、「着ていく服もないじゃないか!なぜ、そんなことも用意できないのか!」と、また、厳しく奥さんを責め立てるのです。

夫からのダブルバインド

これは、いわゆるダブルバインドのような対話方法です。ダブルバインドの概念を理解してもらう為に夫婦問題とはことなのますが、もう1つ違う例を挙げましょう。

例えば、親や子供を手招きして「こちらにいらっしゃい」と言います。そして、子供は呼ばれたので親の元に走っていったのですが、近づいてきた子供を突然、親は突き飛ばして「近寄らないで」と言うのです。

つまり、子供からすれば、

1、「こちらに来い」と言われて、行かなければ叱られる
2、命令どおりに近寄れば、突き飛ばされる

という2つの矛盾する命令を受け取り、混乱してしまうわけです。

こういったダブルバインドは1つの例ですが、ご主人との間で浮気、借金など一見、目立つ問題がなくても対話の中に、問題を抱えている可能性と言う場合もあるものです。

しかし、目立たないからと言って、これが軽視できるわけではないのです。というのも、例えばダブルバインドの場合1つとっても、このような対話を続けていれば、いずれ、ダブルバインドの被害を受けている相手は徐々にパートナーの発言に過剰に敏感になり、

「もっと他に真意があるのではないか?」

など、ものすごく神経を遣うことになってしまうからです。日頃このメールでは、浮気など、目立つ問題を取り上げることが多いものですが、このような対話の中にも、重大な問題があることもあると、知っておいてください。


【番外編】夫婦の会話の中に問題があると対処方法も難しい?

番外編です。
浮気や借金問題、義理親を含めた対立など、問題の種類がはっきりしている時は、ある意味、取り組みやすいと言う事が出来ます。問題が特定されているので、必然的に方針が明確になりやすいものです。

しかし、夫婦の会話の中に「ちょっとした違和感がある」あるいは「夫婦の会話に威圧感がある」など、微妙な問題がある時は、対処方法が決まりにくい性質があるのです。そもそも会話の中にある問題をご主人が「これは夫婦問題だ」と認識している事が少ないですし、ご主人もわざとやっている訳ではないこともあるからです。微妙でつかみ所がない夫婦の問題だからこそ、慎重に進めたいものです。